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【Vol.780】「TOKYO JAZZ MAP」ゲストは旅する音楽家、仲野麻紀 / 自分を取り戻す時間「Jazz Clock - for the NIGHT」
  • 発行日 2018-11-29
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2018年11月29日 Vol.780
こんにちはJJazz.Netです。

”異常”という言葉はあまり使いたくないのですが、最近”異常”に食欲があって”異常”に眠いのはなんなのでしょうか?成長期なのかな?

さてそれはさておき、今週更新した番組「TOKYO JAZZ MAP」のゲストはフランス在住のサックス奏者、仲野麻紀さん。彼女の活動は非常にユニークで、中央アジアやアラブ諸国、アフリカといった辺境までを含む、まさしく世界各地でライブを行っています。

そういうこともあって"旅する音楽家"として知られているのですが、そんな彼女の音楽ドキュメントともいえる書籍『旅する音楽―サックス奏者と音の経験』を最近また改めて読んでいます。ブルターニュの村で”ソ”の音をロングトーンで吹いた瞬間、牛たちがこちらへ突進してきたこと。 高野山の麓の里山で思わず吹いたサックス。またパリのアパートで空き巣に何もかも盗まれたのに、サックスだけが残りそのままセーヌ川で演奏できる喜びを噛み締めた話など、興味深いエピソードがたくさんでてきます。

彼女のドキュメンタリーでありながら、「音楽」や「自然」「経済」「食」「生き方」など、現代を生きる僕らが日頃気になっていることがテーマとして書かれていて、彼女が体験し咀嚼したことから、それらの本質をうかがうことができます。

実は今この本と並行して他に2冊、「田舎のパン屋が見つけた腐る経済 / 渡辺格」、「マイナスもプラスに生きる / 東城百合子」を読んでいるのですが、この3冊とも全く違う分野の話なのに、全て同じことを言っていることに驚き!睡魔に負けて話がなかなか進みませんが(汗)本当にオススメしたい本です。

この3冊いずれも扱っているのが「食」。
ミュージシャンは確かに美食家が多いですが、この週末、12月1日(土)~2日(月)の2日間、横浜赤レンガ倉庫内のライブレストラン、モーション・ブルー・ヨコハマにて、鬼才・菊地成孔さん全面監修によるディナーショウ「晩餐会 裸体の森へ 第三回」が開催されます。

これは菊地さん自らが、音楽、料理、酒、式次第、ドレスコードに至るまで徹底監修し、コースメニューにおいてはシェフ、ソムリエとともに内容を厳選。食事の提供後「乾杯」と同時にぺぺ・トルメント・アスカラールの演奏が始まり会場を妖艶なムードに包み込む、というかなりこだわった内容になっています。五感を刺激するジャズライブ、非常に興味深いです。

さて今週も新しい番組を更新しています。JJazz.Netでジャズをお楽しみ下さい。

TEXT:岡村サトキ

西原商会
NEW PROGRAM毎週水曜日に更新される番組のテーマとコンセプトをいち早くお届け!
新番組 「TOKYO JAZZ MAP#29 - Maki Nakano」
11月28日 update
この番組は、世界に日本のジャズの魅力を発信。ゲストは、仏のウード奏者ヤン・ピタールとのユニット"Ky"としても活動するフランス在住のサックス奏者、仲野麻紀さん。フランスを拠点に、ヨーロッパ、タジキスタン、アラブ諸国、アフリカ、アメリカ、日本など世界中をツアー。国籍やジャンルを超えて世界中の音楽家と共演を重ねてきたまさしく"旅する音楽家"として知られています。オススメジャズスポットは現存する最古のジャズ喫茶「ちぐさ」。
新番組 「JAZZ CLOCK - for the NIGHT#85」
11月28日 update
移ろう日々の中に、人それぞれの生活があり、リズムがある。自分を取り戻す時間をあなたに。夜に映えるジャズセレクションです。
Gregg Karukas、Kamasi Washington、畠山美由紀・・・。
TOPICプレゼント企画、ライブ情報、アーティストコメントなどなど新着情報!
トピック [NEWS]
JJazz.Netで告知、PRしませんか?
リリース情報やライブのPR、告知をJJazz.Netでしませんか?レーベルさんやプロモーターさん、ミュージシャンの方々に問い合わせいただくことが多い為、比較的廉価なPRメニューをご用意しました。新しいジャズ情報は意外と得られないもの。まずはジャズファンのみなさんに知ってもらう。そんなPRのご協力をいたします。お店情報やスポット情報など、個人店さんも是非ご活用ください。よく聴いているJJazz.Netの番組の中でも紹介できます!
My First Jazz [NEWS]
初めてジャズに触れた1枚「My First Jazz」
ミュージシャンはもちろん、プロデューサー、ライターなど様々な方にジャズに触れた1枚を語ってもらう新コンテンツ。今回は若手ピアニスト、栗林すみれさんの「My First Jazz」。
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J-Squad JAPANツアー決定!
ニューヨーク・ジャズ界の最前線で活躍する若手日本人ミュージシャンで結成されたスペシャル・ユニットJ-Squadが、2018年10月に待望の2ndアルバム「J-SquadⅡ」をリリースし、1年半ぶりとなる全国ツアーが決定。 テレビ朝日系「報道ステーション」のオープニング・テーマも担当している彼らの白熱のライヴ・パフォーマンス。とにかく多忙な精鋭が集まるこのユニット、お近くにお越しの際は是非!
トピック [NEWS]
『バスキア、10代最後のとき』12月22日(土)より全国順次公開
ジャン=ミシェル・バスキア没後30年記念製作ドキュメンタリー映画『バスキア、10代最後のとき』が12月22日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA ほかで全国順次公開。 マイルス・デイヴィスやチャーリー・パーカーに親近感を覚えるなどJAZZ好きだったバスキア。NY70年代後半~80年代前半にかけての経済、音楽、アートシーンが濃く描かれ、いかにしてバスキアが有名になっていったかを描いたこの作品。いろんな側面から楽しめそうです。この機会に是非劇場でお楽しみください。
RECOMMEND CDスタッフおすすめCD
CD 『A Song For Every Moon / Bruno Major』
UKのシンガーソングライター、ブルーノ・メジャー。シンプルなリズムにのるメロウでソウルフルな歌声にかなり心揺さぶられます。番組でお送りしているのはジャズスタンダードの「Like Someone In Love」。ためのあるドラムとギターのリフ、そしてチェット・ベイカーを彷彿とさせる哀愁を帯びたボーカル。定番のチェット・ベイカー版とは楽器もアレンジも違うのに同じ空気感をまとい、アップデートされています。ざらつくこの音の作り方、言葉にできないけど好み。
「Jazz Clock - for the NIGHT」でO.A.中
CD 『BEST OF CHASSOL / Chassol』
映像と音楽の調和を見事に描き出すピアニスト兼作曲家シャソル。世界中を旅しながら出合った一瞬にフォーカス、採集した音や映像に自身の演奏で彩りを与えていくフィールドワークスとでもいうのでしょうか。とても興味深いスタンスのアーティスト。番組で紹介されている曲のMVもあがっています。 インドの女性が呟くシンプルなワンカットの映像をループさせているだけですが、天の啓示を受けたかのような錯覚を起こす至福のひととき。なんとも味わい深いです。
「夜ジャズ.Net」でO.A.中
CD 『Wayfarer / 畠山美由紀』
情感あふれる歌声で極上のポップスを発表してきた畠山美由紀さん。オリジナル・アルバムとしては5年6ヶ月ぶりとなる新作です。プロデュースに冨田恵一を迎えた全10曲の作家人には、水野 良樹(いきものがかり)、 髙城 晶平(cero)堀込 高樹(KIRINJI)などなど、錚々たる名が連なっています。唯一無二の歌声のために書き下ろした曲たち、その絶妙なマッチングや表現にドキドキしてしまいます。旅をする人、という意味のWayfarer。一曲一曲に込められたメッセージが、彼女の凛としたミドルヴォイスによってそっと心に届きます。
「Jazz Clock - for the NIGHT」でO.A.中
CD 『Oxnard / Anderson Paak』
雨粒とガラス越しの風景はジャズ界隈によく見られる。なぜだろう?ジャズを聴く作業とは遠景をやり過ごしつつ近景をじっと眺めることに似ているのだろうか?答えは見つからないが何となく似合ったこのジャケットが今週一番のお気に入り!
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