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【Vol.790】「温故知新」ビル・エバンス特集 / ギタリスト小沼ようすけ Live音源紹介 / ジャズライブへリスナーご招待!【林 栄一ガトスミーティング@新宿PITINN】
  • 発行日 2019-02-14
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2019年02月14日 Vol.790
こんにちはJJazz.Netです。

グラミー賞 がおわりましたね。2019年はチャイルディッシュ・ガンビーノの「This is America」がラップが史上初の「レコード賞」「楽曲賞」受賞で盛り上がりました。MVを担当したヒロ・ムライ監督も日本でも話題となりましたね。しかし後日談として姿を見せなかったアリアナ・グランデがグラミープロデューサーの「嘘」 を告発するニュースが。当日パフォーマンスしなかった理由には何やらひと悶着あるようで、このほかチャイルディッシュ・ガンビーノやケンドリック・ラマーも当日のパフォーマンスを辞退していたということから、舞台裏にはかなり深い闇がありそうな気配。権力を振りかざし平気で嘘をつくなんてこの業界に限った話ではないですが、ほとほと興醒め。せっかくの権威ある賞だけに今後の行く末が気になります。

ちなみにジャズ部門をみてみますとベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・アルバムにはウェイン・ショーター『Emanon』が。興味深かったのがベスト・ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム受賞のジョン・ダヴァーサ『American Dreamers』。ジョン・ダヴァーサはこれまでにもグラミーノミネートされてきたすぐれたアレンジャー兼トランペッター。今作は彼の率いるビッグ・バンドが、DACA (Deferred Action for Childhood Arrivals:幼少期に米国に到着した移民・若年移民層)の子供たちをフィーチャリングして作ったアルバムです。アイコニックなアメリカンソングをこれぞアメリカ!なジャズのアンサンブルで仕立て上げ、その上に子供たちがラップやリーディングで参加。そんな彼らが歌う内容は、自分達が抱えている夢や希望・生い立ちなど。彼らのリアルなアメリカンドリーム。エネルギッシュで生き生きとしたパワーを感じつつ、その先にはどんな未来が待っているのか?アメリカに限らず現代の移民問題にもスポットを当てているかのような痛快な作品。「This is America」といい「American Dreamers」といい、こういう世相を色濃く反映・風刺した作品は今後ますます増えていくのかも。

さて、そんなグラミーが終わったところで、飛び込んできたのがジャズ界の至宝ともいえるウィントン・マルサリスがクインテットとしては23年ぶりの来日。9つのグラミー賞受賞経験もある超大御所!なんで23年も時間が空いてしまったのでしょうか?素朴な疑問ですが。これはやっぱりジャズファンならはずせない公演になるのではないでしょうか。

今週も新しい番組が更新されています。JJazz.Netでジャズをお楽しみください。

TEXT:弘島憲

西原商会
NEW PROGRAM毎週水曜日に更新される番組のテーマとコンセプトをいち早くお届け!
新番組 「温故知新 - 如月 - Dedicated to BILL EVANS」
2月13日 update
世代を超え愛されてきたヴィンテージジャズ。ジャズ・スタンダード・ナンバーの数々をお送りします。今回はビル・エバンス作品特集。独自のハーモニー感覚に基づいた作曲と演奏でジャズピアノに大きな革命をもたらし、今なお愛され続けている偉大な音楽家です。名曲の数々をお楽しみ下さい。
新番組 「JazzToday - 小沼ようすけ"Jam Ka quartet" LIVE」
2月13日 update
進化するジャズの姿を、リアルに体験するJazz Today。拡張し混在するジャズのイメージをとらえるライブシリーズです。今回はジャズをベースに独自のスタイルで創作活動を続けるギタリスト、小沼ようすけのLIVEをご紹介。お送りするのは、カリブ諸島「グアダループ」のリズム”グォッカ”を取り入れた『Jam Ka』シリーズを共に作り上げたメンバーで参加した、マルティニーク・ジャズフェスティバルでのライブです。現代ジャズと非常にマッチしたグルーヴィーなセッションをお楽しみください。
TOPICプレゼント企画、ライブ情報、アーティストコメントなどなど新着情報!
新宿PIT INNへリスナーご招待! [PRESENT]
新宿PIT INNへリスナーご招待!
東京のリアルなライブが楽しめるJAZZの老舗「新宿ピットイン」へJJazzリスナーをご招待する「Pit Inn Live Invitation」。今回は2月27日(水)「ガトスミーティング」のライブ公演へ1組2名様をご招待します。[林 栄一(As)吉田隆一(Bs)山田丈造(Tp)後藤 篤(Tb)石渡明廣(G)岩見継吾(B)磯部 潤(Ds)]
My First Jazz [NEWS]
初めてジャズに触れた1枚「My First Jazz」
ミュージシャンはもちろん、プロデューサー、ライターなど様々な方にジャズに触れた1枚を語ってもらう新コンテンツ。今回は久しぶりに新作をリリースしたサックス奏者、峰厚介さんの「My First Jazz」。
トピック [NEWS]
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リリース情報やライブのPR、告知をJJazz.Netでしませんか?レーベルさんやプロモーターさん、ミュージシャンの方々に問い合わせいただくことが多い為、比較的廉価なPRメニューをご用意しました。新しいジャズ情報は意外と得られないもの。まずはジャズファンのみなさんに知ってもらう。そんなPRのご協力をいたします。お店情報やスポット情報など、個人店さんも是非ご活用ください。よく聴いているJJazz.Netの番組の中でも紹介できます!
RECOMMEND CDスタッフおすすめCD
CD 『Jam Ka Deux / 小沼ようすけ』
カリブ諸島「グアダループ」のリズム”グォッカ”を取り入れたセッション!サーファーでもある小沼さんのオーガニックなスタイルと混ざり、現代ジャズと非常にマッチした形で自由度の高いサウンドを聴かせてくれます。番組ではオーディエンスの熱狂ぶりもダイレクトに伝わる現地マルティニークのジャズフェスの模様をお届けしています。今年4月にはJam Ka のセッションアルバム、そして夏にはJam Ka メンバーによる来日ツアーが予定されているということで楽しみです!それにしても小沼さんの近年のワークスが個人的にかなりツボです。
「Jazz Today」でO.A.中
CD 『Inner Dialogue / Sarah Elizabeth Charles』
ダウンビート誌では「Rising Female Vocalist」に選出されたこともあるサラ・エリザベス・チャールズ。マサチューセッツ出身で父親はハイチ出身。ニューヨークへ移り住んだ後にニュースクールで音楽を学び近年はクリスチャンスコットのプロジェクトにも参加。ビョークのような独特の節回しを持つ個性的なシンガーです。番組ではそんな彼女が歌うスタンダード「Nardis」をピックアップ。エキゾチックなメロディーと変拍子のリズムパターンが面白いコンテンポラリーなサウンドに生まれ変わっています。
「温故知新」でO.A.中
CD 『Waltz for Debby - A tribute to Bill Evans / 田窪寛之』
ピアニスト田窪寛之が昨年末にリリースしたセカンドアルバム。端正でクレバーなプレイで人気を博している田窪寛之。2017年に発表した前作はオリジナルが中心でしたが、本作品は自身のルーツでもあるBill Evansのトリビュート作品。メンバーは安田幸司(ba)と長谷川ガク(dr)というレギュラートリオ。もともと原曲に備わっている叙情性に加え、斬新なアプローチやスリリングな展開により、一層エヴァンスの名曲が輝きを増しています。田窪さんのピアノタッチも個人的にとても好み。ライブツアーが3月にもあるようです、是非チェックして下さい!
「温故知新」でO.A.中
CD 『Live At Marians: Feat.eric Alexander / Stewy Von Wattenwyl』
チーズ削り器だろうか?音源の収録会場であるスペインのライブハウスの厨房のものなのかもと思いを馳せてしまうこのジャケットが今週一番のお気に入り!
「温故知新」でO.A.中
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