さて、今週のJJazz.Net「温故知新」では、そんな秋に聴きたくなるスタンダードなジャズをたっぷり特集。「枯葉」もRob Van Bavel Trioや川嶋哲郎さんの楽曲がピックアップされています。ジョー長岡さんのナレーションとJAZZで秋の訪れを感じるというのもお勧めです。そして「Jazz Today」今月はサックス奏者、山中一毅率いるカルテットのLIVEをご紹介。こちらは臨場感たっぷりのライブ音源です。
[NEWS] 初めてジャズに触れた1枚「My First Jazz」
ミュージシャンはもちろん、プロデューサー、ライターなど様々な方にジャズに触れた1枚を語ってもらうコンテンツ。今回はジャズ・ヴァイオリニスト、maikoさんのMy First Jazz。「私はそれまでジャズに触れたことがなかったから全体のサウンドの響きがとても大人っぽく感じて。しかもヴァイオリンでこう表現できるんだ!と衝撃を受けました。」
『To Let A Good Thing Die / Bruno Major』
UKのシンガーソングライター、ブルーノ・メジャーの最新作。チェット・ベイカーでおなじみの「Like Someone in Love」が収録されていた前作もヘヴィプレイしていましたが、この最新作も最高で、自宅でいま一番聴いているのがこのアルバムです。宅録っぽい質感にギターの弾き語り、そして彼の吟遊詩人的なポエットとスイートでソウルフルな歌声。深まる秋になんて合うんでしょう。歌詞には恋人や友人のさりげない言葉、文学や映画など、日常の景色が散りばめられているということでその内容も気になっています。そんな人は歌詞対訳と解説書が封入されている国内盤をゲットしましょう。
「Jazz Clock - for the NIGHT」でO.A.中
『Musica Para Uns Tempos De Colera / Andre Mehmari』
ブラジルが生んだ現代最高峰のピアニスト、アンドレ・メマーリの最新作。2020年1月から5月の間、このコロナ渦の状況下で制作されたアルバム『Música Para Uns Tempos De Cólera』はレギュラー・トリオとゲスト・プレイヤーを招いた編成で全14曲というボリュームある内容。メマーリ自身がレコーディングからミックス、マスタリングまで担当した意欲作です。躍動感あるリズムとエモーショナルな旋律はますます磨きがかかり、オープン・マインドなエネルギーに満ち溢れています。ぜひアルバムをチェックしてみてください。
「PICK UP」でO.A.中
『Bar Music × CORE PORT Promising Time for 24:00 Later / V.A.』
世界中の良質な作品を届けるレーベル、コアポートのリリース100作目を記念し、渋谷の一角で音楽ファンのオアシスとして知られるBar Musicと再びコラボレイト。今作は、24:00からの変わりゆく日付けをイメージしたセレクトで、かつ、この困難な時代に新しく再生する祈りをこめた音楽集。ハニャ・ラニから始まり、カーメン・ランディへで終止する全18曲。美しい楽曲が心に染みてくる、コアポート作品のファンとして最高に嬉しい一枚です。
「PICK UP」でO.A.中