開局20周年を記念し過去のアーカイブを紹介している「20th Anniversary JJazz.Net ARCHIVE」。今回は2008年10月に放送した「JAZZ ON THE ROAD」。この番組では"Jazzで踊る"をコンセプトに、北ロンドンのベニューで開催されていたイベントの模様をそのままOAしていました。当時のUKジャズのリアルな現場を知ることができる貴重な音源です。いま再び盛り上がりをみせているUKジャズシーンの歴史を知る上でも重要なアーカイブだと思います。パトリック・フォージのインタビューと合わせてどうぞ。
そして「JAZZ CLOCK - for the NIGHT」は今回「Quiet Night in TOKYO」をテーマに選曲。クリスマスに向けたジャズセレクション。新曲もたくさんありますのでBGMに是非どうぞ。
今週もJJazz.Netでジャズをお楽しみください。
TEXT:
岡村サトキ
NEW PROGRAM毎週水曜日に更新される番組のテーマとコンセプトをいち早くお届け!
「20th Anniversary JJazz.Net ARCHIVE」
11月25日 update
2020年はJJazz.Net開局20周年のアニバサーリーイヤー!ということで特別企画「JJazz.Net ARCHIVE」として番組アーカイブを解放!過去20年の中から厳選した番組を毎月紹介。
今回お送りするのは2008年10月に放送した「JAZZ ON THE ROAD」。当時のUKジャズのリアルな現場を知ることができる貴重な番組でした。ちなみに2008年当時は日本のクラブジャズシーンが隆盛を極めていた頃。日本ではブームが落ち着き、音楽の聴き方も劇的に変化した昨今ですが、UKのジャズシーンは細分化し、いま再び盛り上がりをみせているのは非常に興味深いです。
「JAZZ CLOCK - for the NIGHT#109」
11月25日 update
移ろう日々の中に、人それぞれの生活があり、リズムがある。自分を取り戻す時間をあなたに。夜に映えるジャズセレクションです。「Quiet Night in TOKYO」。日ごとに透明度を増す季節。いつもより穏やかで静かなクリスマスシーズンの到来です。そんな2020年冬の東京をイメージした選曲した1時間。
ほぼ新曲です。
松丸契、ウィリアムス浩子、吉田サトシ ・・・。
[NEWS] 初めてジャズに触れた1枚「My First Jazz」
ミュージシャンはもちろん、プロデューサー、ライターなど様々な方にジャズに触れた1枚を語ってもらうコンテンツ。今回はジャズ・ピアニスト、伊藤志宏さんのMy First Jazz。「セロニアス・モンクが僕のジャズの入り口ではあるし、色んなミュージシャンの影響はあるけれど、こういうのもジャズで良いんだって衝撃を受けたアルバムです。」
『FURUSATO / 佐藤洋祐 / Jan Lundgren』
グレゴリー・ポーターのバンドでも活躍する日本人サックス奏者、佐藤洋祐さんとスウェーデンを代表するピアニスト、ヤン・ラングレンの邂逅。2018年リリースですが、当時から何故か心の琴線にひっかかり時折聴きたくなる不思議な魅力を持つ作品です。サブタイトルに”Japanese Folk Songs”とある通り、「ふるさと」や「浜辺の歌」といった日本の昔ながらの楽曲が並びます。互いの音をちゃんとキャッチしながらテーマと即興を行き来するそれぞれの瞬間がとても美しいです。瀬戸内海の穏やかな波のような音風景が広がります。
「Jazz Clock - for the NIGHT」でO.A.中
『Trio I / Marty Holoubek』
南オーストラリア州アデレード出身の音楽家、ベーシストMarty Holoubek (マーティー・ホロベック)による 初のリーダーアルバム。本作はビートメーカーのJames Bowers (ジェームス・バウワーズ) とドラマー石若駿とのトリオ編成。日本各地でのプレイやオーストラリアと日本を行き来してきた彼ならではのジャズの世界観が体験できるユニークな作品。和ジャズの流れを彷彿とさせる美しいメロディーラインから、16小説のビートマナーで構築される楽曲など、静かな情熱を感じる作品です。
「Jazz Clock - for the NIGHT」でO.A.中
『Last Resort / 熊谷ヤスマサ』
ジャズピアニスト・熊谷ヤスマサが、8年来のレギュラートリオ古木佳祐(b)と山田玲(ds)、そして広瀬未来(tp)を迎えた編成でニューアルバムをリリース。8曲中6曲は自身のオリジナルで、全編通してラテン色の強い仕上がり。ストレートアヘッドからヒップホップまで幅広くライブシーンで活躍する熊谷の「気合い」の一枚ということでその硬派な音作りに注目です。どうしてもジャズ作品とは思えないジャケットにも目を奪われますがよくもこんなに強面が集まったものです...。
「Jazz Clock - for the NIGHT」でO.A.中